詰め物、被せ物が外れた経験はございませんか？

型取りして作った詰め物、被せ物が外れる原因はいくつかあります。

・セメントの劣化
詰め物、被せ物は歯科用接着剤(セメント)と使って歯に接着します。このセメントの経年劣化により詰め物、被せ物が外れることがあります。
適合が問題ない場合は新しいセメントで着け直します。

・詰め物、被せ物の下にむし歯ができている
詰め物、被せ物と歯のすき間からむし歯になり、外れます。
詰め物、被せ物の下は見えないため、気付きにくく、外れてむし歯に気付くことが多いです。
この場合はむし歯を取って、詰め物、被せ物を作り直すことになります。

・歯ぎしり、食いしばりをしている
歯ぎしり、食いしばりがあると、詰め物、被せ物に大きな力が加わり、外れやすくなります。金属は曲がる(ひずむ)ため、歯と詰め物、被せ物の間にすき間ができ、むし歯になりやすくなります。
日中は「口は閉じていても歯と歯は当たっていない」ことを意識してください。就寝時は力をコントロールできないため、体重の何倍もの力がかかっていると言われています。予防はナイトガードを装着することです。

・噛み合わせの変化
経年によって歯がすり減り、詰め物、被せ物部分の噛み合わせが強く当たるようになり、外れやすくなります。

また、むし歯が深い、歯が一部割れていたなどの理由で歯があまり残っていないところに立てた土台、被せ物は外れやすくなります。

外れた時は、
・外れた詰め物、被せ物を保管し、早めに歯科を受診する
期間があいてしまうと、歯が動いたり、歯ぐきが盛り上がり、付け直しできないことがあります。
外れて痛みがないからと放置してはいけません。一度むし歯になり削ってある歯はむし歯になりやすく、進行しやすです。

日々の丁寧な口腔ケアと歯科での定期的なチェックでお口のトラブルリスクを減らせます。
何も症状がなくても半年から1年に1度は歯科を受診しましょう。

南堀江　とよた歯科