歯ごたえを感じる「歯根膜」とは | ブログ【とよた歯科】堀江・南堀江の歯科医院(歯医者)
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歯ごたえを感じる「歯根膜」とは

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更新日:2022/11/8

こんにちは、大阪市西区南堀江の とよた歯科です。

みなさん、楽しくおいしく食事ができていますか?
おいしく食事をできることはとても幸せで、健康維持に重要なことです。

おいしさは舌で感じる「味覚」だけで判断されると思われがちですが、「味覚」に加えて「嗅覚」「触覚」「聴覚」「視覚」の五感で判断しています。

この五感の一つの「触覚」は食感で、舌触りや歯ごたえです。
今日は「歯ごたえ」を感じる「歯根膜」についてお話ししようと思います。

パンの「もちもち」、揚げ物の「サクサク」、野菜や果物の「シャキシャキ」、お煎餅の「カリカリ」、チーズの「とろとろ」・・・・どの言葉もとてもおいしそうですよね。

この歯ごたえを感じているのは「歯根膜」という組織です。

歯根膜は歯と歯槽骨(歯を支えている骨)をつなぐ強靭な結合組織です。
0.3㎜ほどの薄い膜ですが、とても大切な役割を担っています。

歯が骨から抜け落ちないように支え、クッションやセンサーの役割をしています。

クッションの役割
食べ物を噛むときに、歯にかかる力は体重程度と言われています。体重60㎏の方で60㎏、体重30㎏の方で30㎏ほどですが、この力を吸収・緩和して、歯や周りの骨に伝わるのを和らげるクッションの役割をしています。

センサーの役割
歯根膜は食べ物を噛んだときの圧力を感じ取るセンサーで、神経を介して脳に伝わります。これによって、食べ物の「歯ごたえ」を感じることができます。
食べ物の硬さに応じて、噛む力を調整するのも歯根膜の役割です。

歯の表面のエナメル質やその内面の象牙質には感覚はありません。内側の歯髄(神経)には感覚はありますが、痛覚しかありません。歯ごたえを感じているのは、歯根膜です。

口の中はとても敏感で、細い髪の毛1本でも噛むとすぐ分かるのは、この歯根膜がとても敏感だからです。

 

むし歯などで神経を取っても歯根膜は残っているので、今まで通り歯ごたえを感じることは出来ます。歯根膜は歯が抜けるといっしょに取れてしまい、元に戻ることはありません。
インプラントや入れ歯を入れて噛めるようになっても、歯根膜がないため歯ごたえを感じることは出来ません。

いつまでもおいしく食べるためには自分の歯を長く保たせることが大切ですね。

南堀江 とよた歯科

医院名 とよた歯科
院長 豊田 大輔
所在地 〒550-0015 大阪市西区南堀江3-2-1
電話番号 06-6536-1216
URL https://shika-toyota.com/
治療内容 むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング

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