こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。
前回はお子さまの前歯のすき間「みにくいあひるの子の時代」のお話をしました。
今日は乳歯から永久歯へのスムーズな生え変わりについてお話ししようと思います。
保護者の方から、「乳歯がすきっ歯だけど、永久歯の歯並びは大丈夫?」「永久歯の方が乳歯より大きいのにきれいに並ぶ?」
とよく聞かれます。
乳歯は6歳頃から12歳頃にかけ永久歯に変わります。乳歯から永久歯へのスムーズな生え変わりにはいくつかの条件があります。
・顎の成長
身体の成長とともに顎も成長し、乳歯から永久歯に生え変わります。
・霊長空隙
上は乳側切歯(B)と乳犬歯(C)の間、下は乳犬歯(C)と第一乳臼歯(D)の間にある空隙です。霊長類に共通して存在するため、霊長空隙と呼ばれています。
・発育空隙
乳歯列にみられる霊長空隙以外の空隙を発育空隙といいます。
・リーウェイスペース
犬歯(3)、第一小臼歯(4)、第二小臼歯(5)の幅の合計と、乳犬歯(C)、第一乳臼歯(D)、第二乳臼歯(E)の幅の合計の差をリーウェイスペースといいます。上の片側で約1㎜、下の片側で約3㎜存在します。
第一大臼歯(6)の噛み合わせの安定にも重要です。
・永久歯の前方への傾斜
乳歯の前歯は歯の軸がまっすぐに近いですが、永久歯の前歯が前方に傾斜することでスペースが広がります。
乳歯のむし歯や早期喪失(自然に生え変わる時期より早く抜ける)は歯並びに影響を与えます。乳歯は抜けるから治療しなくていいのではなく、健康な永久歯がきれいに並ぶために治療は必要です。
唇や頬が歯を外から押す力と舌が歯を内から押す力のバランスが取れているところに歯が並びます。指を吸う癖や唇を噛む癖、舌で前歯を押す癖、舌を出す癖などは悪習癖と言われ、歯並び、噛み合わせに悪影響を与えます。
乳歯のすき間は永久歯がきれいに並ぶために必要なものです。お子さまの歯並びで気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
南堀江 とよた歯科
医院名 | とよた歯科 |
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院長 | 豊田 大輔 |
所在地 | 〒550-0015 大阪市西区南堀江3-2-1 |
電話番号 | 06-6536-1216 |
URL | https://shika-toyota.com/ |
治療内容 | むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング |
【院長】豊田大輔toyota daisuke
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