こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。
今日は「むし歯が黒い理由」についてお話ししようと思います。
むし歯は黒いというイメージを持たれている方は多いと思います。
口の中にはたくさんの細菌がいて、むし歯の原因になるのは主にミュータンス菌です。ミュータンス菌は食べ物や飲み物に含まれる糖を栄養にして増殖し、水に溶けないグルカンというネバネバの物質を作ります。そして、歯に強力にくっつきます。そこで、細菌の塊となって、プラークを形成します。細菌は糖を栄養として乳酸を作るため、プラーク中は酸性になり、接触している歯の表面は酸によって溶けます。(脱灰)
この状態がずっと続くとむし歯になります。
歯の表面を覆っているエナメル質はガラスのように透明ですが、むし歯になると白く濁ったすりガラス状になります。このときは黒くありません。(初期むし歯)
むし歯が進行し、象牙質まで広がると、象牙質は粗でスカスカな状態になり、むし歯は黒くなります。
ミュータンス菌や口の中にいる他の細菌が出す硫化水素が、水の中の鉄と反応して黒い硫化鉄になります。この黒い硫化鉄が象牙質の粗なところに溜まり、黒くなります。
硫化水素以外に、食事由来や唾液中の色素成分が溜まることによっても黒くなります。
しかし、むし歯が全て黒いわけではありません。進行のスピードが速ければ、黒くなる間もなく白〜黄色のままです。
特に乳歯や生えたばかりの永久歯はやわらかく、むし歯の進行が速いため、黒くならないことが多いので、注意が必要です。
また、逆に歯が黒くなっているから、むし歯とも限りません。
歯の溝に多いのはタバコやお茶による着色です。
黒い歯石が付着していることもあります。歯と歯茎の境目に見える黒いザラザラしたものです。
他には神経を取っていたり、神経が死んでしまった歯は時間が経つと黒っぽくなってきます。
歯が黒いのが気になったら、早めに歯科を受診しましょう。むし歯か他の原因によるものか、診断が必要です。進行したむし歯は痛みが出ますし、治療期間も長くなり、治療費もかかります。早期発見、早期治療をしましょう。
南堀江 とよた歯科
医院名 | とよた歯科 |
---|---|
院長 | 豊田 大輔 |
所在地 | 〒550-0015 大阪市西区南堀江3-2-1 |
電話番号 | 06-6536-1216 |
URL | https://shika-toyota.com/ |
治療内容 | むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング |
【院長】豊田大輔toyota daisuke
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
10:00〜13:30 | ◯ | ◯ | 10:00〜15:00 | ◯ | ◯ | 10:00〜15:00 | / |
15:00〜20:00 | ◯ | ◯ | / | ◯ | ◯ | / | / |
水・土曜日は昼休みなし
予約制・随時急患対応しています。