がん治療と歯科 | ブログ【とよた歯科】堀江・南堀江の歯科医院(歯医者)
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がん治療と歯科

カテゴリ:むし歯

更新日:2021/9/14

こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

今日はがん治療と口腔ケアについてお話ししようと思います。

がんは、日本人の2人に1人が生涯のうちにかかると言われている、身近な病気です。

がん治療中には口の中にもさまざまな副作用が現れます。口の中に現れる副作用は痛みで食事や会話を妨げることや、細菌による感染を引き起こすこともあります。このような副作用が原因でがん治療を中止せざるを得なくなることもあります。
継続的に口腔内の管理をしていると、そのリスクを下げることができるという研究結果が出ていて、がん治療における口腔ケアが注目されています。

 

がん治療によるお口の副作用
・口内炎
ほとんどの抗がん剤治療で、頻度や重症度の差はありますが、口内炎が認められます。
口や喉のがんで、放射線が口の周りに当たる治療を行う場合は、ほぼ全員に口内炎が認められます。抗がん剤治療による口内炎と比べて重症で長引く傾向があります。

口内炎はふつう自然に治っていきますが、全身状態が悪かったり、口腔内の清掃状態が悪く細菌が多いと、口内炎の傷から感染が起こり、症状が重くなり治癒が遅れます。

口内炎ができたら、口の中を清潔にし、保湿することを心がけてください。痛みが強い時は痛み止め薬を使います。

・感染症
抗がん剤の多くは骨髄抑制で白血球が減少するため、細菌に対する体の免疫が低下し、感染しやすくなります。
むし歯や歯周病を治療せずに抗がん剤治療を始めると、それまで症状がなかったのに、急に痛みや腫れが起こることがあります。

カンジダ感染症も起こりやすくなります。口の中のカビ(真菌)の一種による感染で、粘膜全体が白くなります。

・唾液量の減少
抗がん剤や放射線治療によって、唾液量の減少します。
唾液が少ないと、口の中の細菌が増え、むし歯ができやすくなります。
食事の味も感じにくくなります。

・顎骨壊死
放射線が当たった顎の骨は抜歯などにより壊死を起こすことがあります。
また、がんの骨転移の進行を抑制する薬として、ビスホスホネート製剤や抗ランクル抗体製剤を使用することがあります。この薬を長期間使用すると、抜歯後に顎骨壊死を起こすことがあります。

顎骨壊死は口の中に細菌が多いと起きやすいため、口腔内を清潔に保つことが大切です。問題のある歯はがん治療開始前に抜歯をしておく方が安心です。

 

がん治療を受ける前に歯科受診を
副作用のリスクを下げるためには、口腔内を清潔で良好な環境にしておくことが大切です。

プラークや歯石の除去、むし歯や歯周病の治療、今後抜歯が必要になりそうな歯の抜歯を行います。
清潔な口腔内を保つために、ブラッシング指導も行います。

がん治療前だけでなく、がん治療中、後でもお口の中で気になることやお困りのことは、ご相談ください。

 

南堀江 とよた歯科

医院名 とよた歯科
院長 豊田 大輔
所在地 〒550-0015 大阪市西区南堀江3-2-1
電話番号 06-6536-1216
URL https://shika-toyota.com/
治療内容 むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング

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【院長】豊田大輔toyota daisuke

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