抜歯後の喫煙 | ブログ【とよた歯科】堀江・南堀江の歯科医院(歯医者)
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抜歯後の喫煙

カテゴリ:口腔外科

更新日:2021/3/9

 

こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

抜歯後の喫煙で気になる記事がありましたので更新したいと思います。

 

Q 歯を抜いてもらった後で、たばこを吸わないように注意されました。

お酒がダメなのはわかるのですが、タバコをなぜいけないのでしょうか?(40代男性)

 

A 抜歯などの外科処置の後で飲酒すると、血液の循環がよくなって術後出血の危険性が高まるので、【飲酒や運動は控えて下さい】という注意を与えますが、

喫煙はその逆で、抹消の血液循環が悪くなり、傷口の治りを遅くしてしまうことがわかっています。

抜歯した後の穴(抜歯窩)に血液の固まり(血餅)がたまり、それがカサブタの役目をはたして傷が治っていくのですが、

喫煙者では血餅の量が非喫煙者の半分以下であるとの報告があります。

カサブタがなくて傷の治りが悪いのもうなずけるでしょう。

たばこに含まれるニコチンなどの作用で血管が収縮し、歯肉が低酸素状態になって、免疫力も低下すると言われており、

抜歯後のドライソケット(抜歯窩が感染して激しい痛みをおこす)や骨髄炎という術後合併症を起こすリスクが増大します。

近年、喫煙は歯周病のリスクファクターとしても注目されています。

歯肉の血液障害・免疫力の低下の結果、歯周病菌が繁殖して歯周病の進行を助長することになります。

また喫煙による傷の治りが悪くなることから、歯周治療の効果も期待がうすくなるため、歯周治療をはじめるにあたって、

喫煙者には禁煙や節煙を勧める歯科医師が増えています。

いずれにしても外科処置を受ける際には、手術の前後2,3日は喫煙を控えることが必要です。

平成18年毎日新聞掲載

 

以前にもブログで書きましたが、タバコのニコチンの血管収縮作用により、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が行き渡らなくなります。

そうなると、歯茎の抵抗力が低くなり、歯周病が進行します。

また、ニコチンの血管収縮作用により、歯茎からの出血が少ないので、歯周病になっていても気付かない方が多く、気付いた時には進行していることが多いです。

また、「ヤニ」として歯の表面に残り、歯がザラザラして、むし歯、歯周病の原因になる菌がくっつきやすくなります。

歯茎の着色も見られるようになります。

そして、口腔ガン、咽頭ガンのリスクを高めます。

抜歯後の禁煙も大切ですが、身体の事を考えると喫煙はリスクが高い事が分かりますね。

 

南堀江 とよた歯科

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URL https://shika-toyota.com/
治療内容 むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング

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