歯周病と認知症 | ブログ【とよた歯科】堀江・南堀江の歯科医院(歯医者)
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歯周病と認知症

カテゴリ:歯周病

更新日:2020/10/15

こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

先日「認知症の原因物質 歯周病によって蓄積する仕組みを解明」いう記事が出ていました。九州大学などの研究チームが発表されたものです。

 

歯周病とは細菌による炎症で、成人が歯を失う原因で最も多いものです。歯周病の原因菌は全身に影響を及ぼし、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、早産や低体重児、メタボリックシンドロームなどの原因になります。

歯周病と認知症の関連は近年注目されています。

 

認知症とは生後一度正常に発達した認知機能が後天的な脳の障害によって低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態です。
ものを覚えられない、忘れる、今までできていたことができなくなるといった認知機能の低下による症状だけでなく、怒りっぽく攻撃的になる、徘徊する、失語、妄想などもあります。

認知症の高齢者は年々増加し、2025年には65歳以上の20%(5人に1人)が認知症になるといわれています。
認知症にはいくつかの種類があり、その多くはアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症です。

レビー小体型認知症はレビー小体という異常な構造物が脳の様々な場所に蓄積することが原因で発症します。

脳血管性認知症は脳出血、脳梗塞、くも膜下出血などの脳血管の障害で脳が損傷されることが原因です。

 

アルツハイマー型認知症はアルツハイマー病によって起こる認知症で、認知症の中で最も多く、6〜7割を占めています。
アルツハイマー病は「アミロイドβ(ベータ)」という脳内で作られる異常なたんぱく質が蓄積することによって、脳の神経細胞が損傷し、認知症が発症、進行すると考えられています。

歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、アミロイドβが体内で作られ、脳に蓄積することが解明されていましたが、蓄積の仕組みが分かっていませんでした。

今回、研究結果から、
歯周病菌が異常なたんぱく質(アミロイドβなど)の蓄積を加速させてしまうことが明らかになった。
歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある。
と発表されています。

 

歯周病は予防が可能です。
歯の本数が少ないほど認知症になりやすいという研究結果も出ています。
認知症予防のために、日々の丁寧な歯磨きと定期的な歯科医院での歯石除去、検診をお勧めします。

 

南堀江 とよた歯科

医院名 とよた歯科
院長 豊田 大輔
所在地 〒550-0015 大阪市西区南堀江3-2-1
電話番号 06-6536-1216
URL https://shika-toyota.com/
治療内容 むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング

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