こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

年に一度の学校検診が延期となり、むし歯チェック、歯並びの相談の機会がなく来院されるご家族が多くなりました。

普段、歯科医院に通っていなくても、年に一度の学校歯科検診をきっかけに歯科に通ったり、検診に来られる方が多いので、

今回の延期でまだ受診されていないお子様がいらっしゃいましたら、是非、お越し下さい。

さて、乳歯についてこのようなご相談がありました。

小学1年生になる長女の乳歯がまだ全く生え変わってきません。

心配なのですが、どうすればよいのでしょうか?

小学1年生ということは6歳か7歳になりますが、平均的な成長をしている子どもさんを例にとると、

下あごの前歯が永久歯に生え変わっていて、上あごの前歯も生え変わり始めている年代かと思われます。

ただし、これはあくまで平均的な話であり、それぞれのお子様について言えば、成長速度が異なりますので、

すべてのお子様が同じ年齢で同じように生え変わるとは全く限りません。

当院でお話をさせて頂いているのは、1年程度のばらつきは正常な範囲と考えていただいて構いません。

個人差以外に永久歯への生え変わりが遅くなる原因としては、永久歯の生えてくる方向に異常があるケース、

永久歯が全く作られていないケースなどが考えられます。

ご心配であればかかりつけの一度ご相談いただき、レントゲン撮影をすることで原因を探ることができます。

永久歯が形作られていないケースでは乳歯がそのまま大人になっても歯列に残ることとなりますが、

その他の歯と同様にしっかりとお手入れをして いただくことによって歯としての機能を十分に果たしてくれます。

永久歯に比べ石灰化度の低い乳歯はむし歯になりやすいなどの欠点がありますのでそれを補うべく、

より入念なお手入れが必要となるのは言うまでもありません。

あごの発育のために一番大事なことは、しっかりと噛んで食事をする習慣を身につけることだと考えます。

食事を口に運び、すぐに飲み込んでしまわずに、よく噛み砕いて飲み込むことは消化を助けるだけでなく、 噛むための筋肉を成長させてあげて下さい。

お子様の歯の事で、何かご心配な事がありましたら、どうぞお気軽にご相談下さいね。

南堀江　とよた歯科