11月8日は「いい歯の日」です。
平成元年より厚生労働省と日本歯科医師会は「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020運動」を推進しています。「8020運動」の一環として、11月8日を語呂合わせで「いい歯の日」と日本歯科医師会が設定しました。

高齢になっても豊かに楽しく過ごすためには、いつまでも自分の歯で自分の口から食事をとることが大切であると考えられています。
20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物を満足に噛め、美味しく食べられると言われています。
8020運動達成者は年々増加していて、2017年に発表された歯科疾患実態調査(2016年調査)では、達成者が51.2％でした。

歯の本数が多いほど寿命が長い、QOL(生活の質)を良好に保つことができ社会的意欲がある、よく噛むことができるので脳が活性化され認知症のリスクが軽減するという調査結果もあります。
8020運動を達成できなくても、しっかり噛むことのできる入れ歯などを入れれば、お口の中を良好に保てます。

日本歯科医師会では8020運動の次のステップとして「8020健康長寿社会」の実現を目指しています。歯周病の重症化を防ぎ、8020運動達成者を増やし、健康長寿社会を作り上げていくということです。
健康で長生きするためには、お口の健康は欠かせません。

歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。生活習慣病のひとつで、初期を含めると成人の80％以上が罹っていると言われています。
歯周病は2001年にギネスブックに「世界で最も一般に蔓延している感染症」として認定されています。
歯周病の原因は細菌で、予防が可能です。

8020運動達成には赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時から、高齢期まで、各ステージでお口のケアが大切です。
日々の丁寧な歯みがき、定期的な歯の健診、歯を失う原因となる歯周病やむし歯の早期発見、早期治療を心がけましょう。

「いい歯の日」をきっかけに、歯科で健診を受けられてはいかがでしょうか？

大阪市西区南堀江　とよた歯科