食事中の姿勢を気にされたことはありますか?
子どものときは、背筋を伸ばして、肘をつかないなど、言われたかと思いますが、大人になってからはどうでしょう?なかなか自分の食事中の姿勢を鏡などで確認することはないかと思います。
今日は食事をする時の姿勢の重要性についてお話しようと思います。
食事の時に、テーブルに肘をついたり、あぐらをかいたり、背中を丸めて猫背になっていませんか?
このような悪い姿勢で食事をすると、胃や腸が圧迫され、消化吸収に時間がかかったり、消化不良を起こすことがあります。
食事時の良い姿勢とはよく噛めて、安全に飲み込める姿勢です。
良い姿勢とは
・背筋を伸ばし、あごを引く
・背もたれのある椅子に深く腰掛ける
・体とテーブルの間はこぶし1つ分ほどあける
・椅子の高さは肘が90度に曲がる高さにする
・足の裏全体が床につく
・テーブルの高さは腕を乗せて肘が90度に曲がる高さ
背筋を伸ばすことにより、左右の歯に均等に力が入ります。スマートフォンやテレビを見ながら食事をしていると、左右の顎の成長バランスが崩れ、歯並びや噛み合わせが悪化するリスクがあります。
そして、足の裏全体をしっかり床につけることが非常に大切です。足が宙ぶらりんの状態だと体が安定しません。足がしっかり床についていると、床についていないときより、噛む力、飲み込む力が強くなるといわれています。
椅子が高く、床に足がつかないときは、足元に台を置いて、しっかり足の裏がつくようにします。
噛む力が強くなると、噛む回数も増え、唾液がたくさん出るようになります。
唾液には口の中の汚れを洗い流す作用や細菌の増殖を抑える作用があるので、むし歯や歯周病の予防になります。
噛むことは子どもの顎の成長ときれいな歯並びを促します。
また、年齢を重ねると噛む力や飲み込む力は弱くなります。誤嚥予防のためにも食事時の姿勢を整えることは大切です。
子どもから高齢の方まで、正しい姿勢で食事をし、たくさん噛んで、お口の健康、体の健康を守りたいですね。
南堀江 とよた歯科
医院名 | とよた歯科 |
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【院長】豊田大輔toyota daisuke
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