こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

昔から風邪やインフルエンザの予防には、「手洗い」「うがい」「マスク」と言われています。今は新型コロナウイルス感染症予防のために、特に気をつけている方が多いと思います。

今日は感染対策の「うがい」についてお話ししようと思います。

人は呼吸によって1日約2万ℓの空気を吸っています。吸い込んだ空気の中には埃や花粉、細菌、ウイルスなどの異物が含まれています。
口や鼻から入った空気はのどを通り、気管を経て肺に入ります。

鼻やのどの粘膜には線毛という細い毛のような組織がびっしり生えていて、線毛の上には粘液があります。異物が侵入すると粘液が吸着し、線毛運動によってベルトコンベアのように送り返されます。戻された異物は無意識のうちに胃に入り消化されるか、咳をしたときに外に排出されます。

線毛は寒さと乾燥に弱く、線毛の動きが悪くなると細菌やウイルスが侵入しやすくなります。冬に風邪やインフルエンザが流行るのはこのためです。マフラーでのどを温めることや、マスクで乾燥を防ぐことは予防に有効です。
うがいはのどを潤し、線毛運動を活性化させます。

【感染予防のうがい】

うがいの前には必ず手を洗います。時計や指輪を外し、流水でよく手を濡らし、石鹸をつけます。手のひらと甲、指先、爪の間、、指の間、親指の付け根、手首をよく擦り、十分な水で流します。

うがいには口を閉じて頬を膨らませて行う「ブクブクうがい」と上を向いてのどの奥を洗う「ガラガラうがい」があり、「ブクブクうがい」をした後に「ガラガラうがい」をします。

①口に水を含み、少し強めに「ブクブクうがい」をし、吐き出します。
口の中にある汚れや菌を出します。

②口に水を含み、10秒ほど「ガラガラうがい」をします。
「オー」と発声し、声が震え始めるとのどの奥に届いています。

③もう一度10秒ほど「ガラガラうがい」をし、完了です。

今日から感染予防を意識したうがいを始めてみてはいかがでしょうか。

南堀江　とよた歯科