あくびによる顎関節脱臼 | ブログ【とよた歯科】堀江・南堀江の歯科医院(歯医者)
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あくびによる顎関節脱臼

カテゴリ:口腔外科

更新日:2020/10/10

こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

 

先日、患者様が、『私よく、あくびした時に顎が外れるんです」と仰いました。

これは、顎関節脱臼(がくかんせつだっきゅう)と言います。

顎関節は耳の穴の前にあり、下あごはそこを支点として動きます。

顎関節脱臼は関節の運動支点となっている下顎頭が正常な可動域を超えて、関節から外れて口が閉じられなくなることです。左右両方で起こることも、片方で起こることもあります。症状としては、口を閉じられない、唾液が流れる、脱臼した方の顎関節部の陥没があり、痛みを生じることもあります。

女性の方が下顎窩(下顎頭が収まるくぼみ)が浅いため、脱臼しやすいと言われています。

あくびや歯科治療の際に、大きくお口を開けた後、片方あるいは両方の関節で、『ガク』と音がして、関節が外れます。

顎関節脱臼は外傷によって引き起こされることもあるのですが、

患者様のように、大きなお口を開けた時の咀嚼時の圧(例,固いパンの大きなサンドイッチにかぶりつく)

そして大きなあくび、または歯科治療の際に起きる事が多いです。

また、脱臼しやすい人は生まれつき顎関節靱帯が緩んでいる可能性もあります。

 

治療として、日本口腔外科学会では次の様に掲載しています。

『治療 』

術者があごを動かしてもとに戻します(徒手的整復)。

もとに戻した後にすぐに再発することがあるので口が開かないような処置を追加します。

はずれることが癖になっている方(習慣性脱臼)には手術をすることがあります。 

 

自力で戻せたとしても、多くの場合は習慣になってしまいます。

また、戻せない場合は、歯科口腔外科で徒手的整復をお受け頂く事となります。

治療法は脱臼の程度や頻度で異なりますが、数回ほどの脱臼であれば、徒手的整復したあと、意識的に大きなお口を開かなければ大丈夫ですが、注意しなければなりません。

いずれにせよ、専門医を受診して原因を追究し、適切な処置を受ける事をお勧めします。

 

 

南堀江 とよた歯科

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所在地 〒550-0015 大阪市西区南堀江3-2-1
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URL https://shika-toyota.com/
治療内容 むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング

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