こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

本日は、急なむし歯の進行について更新します。

「もともと歯は丈夫なほうで歯磨きもきちんとしているのに、最近、急にむし歯ができやすくなりました。」

先日、患者様より、この様なご相談がありました。

むし歯ができるのには歯磨きの良し悪しだけでなく、歯の質、唾液量、砂糖の摂取などの要因がかかわっています。

むし歯はインフルエンザのようにある日を境に急に発症するような病気ではありませんが、実際には、それまでむし歯もなく口腔清掃状態も良好であった患者さんが定期健診に来られて、突然歯が悪くなっていたということを目にすることがあります。

多くの場合、何らかの健康上の問題や、生活習慣の変化が生じています。

加齢によってもある程度、唾液量は減少しますが、高血圧症や不眠症などの治療のために薬を継続して服用するようになるとだ液分泌が少なくなり、むし歯ができやすくなることがよくあります。

特に、ご高齢の方は、薬の副作用による、ドライマウスが影響で、むし歯、歯周病のリスクが高くなることがあります。

さらに、のどが渇いたり、声の具合が悪くなって飴や清涼飲料を頻繁に摂取するようになると、むし歯の発症が急に多くなります。仕事や家庭の状況が変わって生活のリズムに変化があっただけでも、むし歯が急に増えることもしばしばです。

禁煙のためいつも砂糖入りのガムを噛んでいたために、むし歯になったなどということもあります。

ご自身でも何か思い当たるところがあるかもしれませんが、なかなか原因をご自身で突き止めるのは困難です。

服薬内容を確認して、唾液分泌抑制の少ない薬に変えてもらえるかお医者さんに尋ねたり、一度、かかりつけの歯科医院で相談する事が一番お勧めです。

むし歯が進行してしまうと、歯を失う原因となりますので、定期的な検診を受ける事で、早期発見し、早期治療が実現します。

 

南堀江　とよた歯科