こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。
今日は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と歯科治療についてお話ししようと思います。
骨粗鬆症は骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。骨は骨細胞が新陳代謝を繰り返していて、骨吸収(古くなった骨を壊す)と骨形成(新しい骨をつくる)のバランスがつり合っています。このバランスが崩れ、骨形成ののスピードが落ちると、骨はスカスカになり弱くなります。
骨は直接的に生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗鬆症による骨折で要介護状態や寝たきりになってしまうことがあるため、気をつけたい病気です。
原因は閉経による女性ホルモンバランスの変化、加齢、栄養、運動不足などが考えられています。女性ホルモンの一つ、エストロゲンは骨吸収を抑える作用があり、閉経によりエストロゲンの分泌量が減ると骨が弱くなります。骨粗鬆症は圧倒的に閉経後の女性に多い病気です。
また、ステロイドの長期服用が原因で骨粗鬆症になることもあります。
大阪市では18歳以上の市民は無料で骨粗鬆症検診を受けることができます。
骨粗鬆症の治療薬にはカルシウム製剤や活性型ビタミンD製剤、ビスホスホネート製剤などいくつか種類があります。
ビスホスホネート製剤を内服、注射されている方は歯科治療で注意が必要です。ビスホスホネート製剤はガンの骨転移に対しても使われます。骨を破壊する細胞の働きを抑え、骨吸収を抑える薬です。
ビスホスホネート製剤を投与されている方に抜歯やインプラントなどの外科処置を行うと、まれに顎の骨に細菌感染による炎症を起こし、さらには腐り、顎骨壊死を起こすことがあります。抜歯などの外科処置を受けると、顎骨は口の中と直接交通することになります。口の中にはたくさんの細菌がいるため、顎の骨は感染しやすく、顎骨壊死を起こしやすくなります。薬は全身の骨に作用しているのに、顎の骨のみ壊死が起こるのはこのためです。
顎骨壊死の症状は、歯茎の腫れ、痛み、歯の動揺や脱落、骨の露出、下唇のしびれなどです。
予防は口腔内を清潔に保つことです。定期的に歯科で検診を受け、クリーニングをしましょう。
歯科を受診するときはビスホスホネート製剤による治療を受けていることを歯科医師に忘れずに伝えるようにしてくださいね。
南堀江 とよた歯科
医院名 | とよた歯科 |
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院長 | 豊田 大輔 |
所在地 | 〒550-0015 大阪市西区南堀江3-2-1 |
電話番号 | 06-6536-1216 |
URL | https://shika-toyota.com/ |
治療内容 | むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング |
【院長】豊田大輔toyota daisuke
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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