こんにちは、南堀江とよた歯科です。
過去の新聞記事のご紹介をします。
Q、現在妊娠4か月ですが、最近歯茎からの出血が気になりました。
普通に歯科での治療を受けたほうが良いのでしょうか?
A.一般的に妊娠中でも歯科治療は行えますが、妊娠初期には応急的な処置が中心となります。
それ以上の処置が必要な場合には安定期(4カ 月~8カ月ごろ)に産科と相談のうえ行うことになりますが、
ご質問の症状は妊娠性歯肉炎の可能性が高いので、いつでも治療できると考えられます。
妊娠中に歯茎から出血しやすくなる妊娠性歯肉炎の頻度は高く、その発現は妊婦35%以上にのぼると報告されています。
妊娠性歯肉炎は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という女性ホルモンの上昇と関連していると考えられています。プ
ロゲストロンの上昇は歯茎に炎症を起こりやすくし、同時に歯肉の血管に作用して出血しやすくします。
また女性ホルモンは歯と歯茎との間の溝(歯肉溝と呼びます)の中にいるある種の細菌の栄養源となり、細菌の増殖をもたらすとされています。
また妊娠の初期にはつわりで気分が悪くなり、歯磨きがおろそかになり、歯肉炎の原因であるデンタルプラーク(歯垢)の蓄積をまねきやすいことも関係しています。
これらのことから妊娠中は歯肉に炎症が起こりやすく、結果として出血しやすくなるのです。
妊娠性歯肉炎の治療は通常は麻酔などを必要とせず、状態に応じた歯磨き法を用いること、
歯の周りの歯石等を除去すること、専門家による歯面清掃などにより改善することができます。
また内服薬も必要とせず、うがい薬を使う程度ですので、妊娠中のどの時期でも安全に治療することができます。
(平成19年2月23日 毎日新聞掲載)
とココマデです。
妊婦さんの歯科治療や口腔ケアのブログは何度か配信しておりますが、妊娠中は様々なトラブルの可能性がありますので、治療は慎重に行っていきます。
何かご不安な事がありましたら、女性歯科医師がおりますので、ご相談下さい。
南堀江 とよた歯科
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院長 | 豊田 大輔 |
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治療内容 | むし歯、根管治療、歯周病、入れ歯、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング |
【院長】豊田大輔toyota daisuke
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