こんにちは、大阪市西区南堀江のとよた歯科です。

お口を開けたときに金属の被せが見えるのが嫌という話を患者さまからよく聞きます。

平成26年度よりCAD/CAM冠という白い被せ物が保険適応になりました。CAD/CAM冠とは歯の形をデジタル技術でスキャンし、ハイブリッドレジンのブロックを削り出して作る被せ物です。4、5番目の歯(小臼歯)と下の6番目の歯(下顎第一大臼歯)が適応です。

下顎第一大臼歯に適用には以下の条件があります。
・第二大臼歯(7番目の歯)が4本あること
・過度な咬合圧が加わらないこと

下の7番目の歯、上の6、7番目の歯、条件を満たさない下の6番目の歯は保険で白い歯を入れることができません。

白い被せ物には、メタルボンド、オールセラミックス、ジルコニアなどがありますが、今日はメタルボンドについてお話しします。

メタルボンドとは、金属の上にセラミック(陶材)を焼き付けた被せ物で、陶材焼付鋳造冠ともいいます。

メタルボンドは
・審美性に優れる
歯の色に合わせたセラミックを焼き付ける白い被せ物です。金属の上にセラミックを焼き付けているので、オールセラミックスより透明度は劣りますが、自然な白さです。

・強度、耐久性に優れている
内側が金属のため強度があります。前歯、奥歯、ブリッジなどほぼ全ての歯に使用できます。

・変色しにくい
表面がセラミックのため表面が滑らかで、飲食物による色素沈着が起こりにくいです。

・プラーク(汚れ)が付着しにくい
セラミックの表面は滑らかなので、プラークが付着しにくく、清潔に保て、むし歯や歯周病のリスクが低くなります。

・金属アレルギーの方には適さない
内側が金属のため、金属アレルギーの方には使用できないことがあります。(アレルギーを起こす金属によります）

当院では内側の金属にはアレルギーが出にくい貴金属を使っています。

・保険適応外
保険の物に比べると費用がかかります。

白い被せ物にご興味がある方はお気軽に歯科医師にご相談ください。

南堀江　とよた歯科